縮毛矯正に時間がかかる理由。それは「髪の未来」を守るためです。

 

 

 

 

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縮毛矯正に時間がかかる理由(前編)

縮毛矯正に時間がかかるのには理由があります

こんにちは、SISIi HAIRです。

梅雨が明け、本格的な夏になってきましたね。

この時期になると、湿気や汗で髪が広がったり、朝きれいにセットしても外へ出るとすぐにうねってしまったり…。

30代、40代になると、若い頃には気にならなかったクセや髪質の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。

実際に当店でも、この季節は縮毛矯正をご希望されるお客様がとても増えます。

その中で、よくいただくご質問があります。

「どうしてこちらの縮毛矯正は時間がかかるんですか?」

確かに、数時間イスに座り続けるのは大変ですよね。

私自身も、お客様にはできるだけ負担をかけたくありません。

もし同じ仕上がりを1時間早く実現できる方法があるなら、迷わず取り入れます。

それでも、今の施術では少しお時間をいただいています。

それは、ただ髪を真っすぐにするためではありません。

5か月後、6か月後も「やって良かった」と思っていただける髪をつくるためです。

今日は、その理由を少しお話ししたいと思います。


私が一番大切にしているのは「髪の体力」を残すこと

縮毛矯正をすると髪はまっすぐになります。

でも、それだけでは良い縮毛矯正とは思っていません。

私が大切にしているのは、

「どれだけ髪の体力を残せるか」

ということです。

髪は一度ダメージを受けると、元の健康な状態には戻りません。

トリートメントで手触りを良くすることはできますが、失われた髪そのものが再生するわけではありません。

だからこそ、

できるだけダメージを少なく施術すること。

必要以上に髪へ負担をかけないこと。

これが縮毛矯正では何よりも大切だと考えています。

そのため、私は「早く終わる施術」よりも、「髪を守る施術」を選んでいます。


強い薬なら早く終わる。でも、それが正解とは限りません。

「じゃあ、もっと強い薬を使えば早く終わるんじゃないの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、反応の強い薬を使えば施術時間を短くすることはできます。

でも、それには大きな落とし穴があります。

縮毛矯正は、髪を柔らかくする反応と、クセを伸ばすための反応、この2つのバランスがとても大切な技術です。

薬が強すぎると髪は一気に反応します。

一見すると効率が良さそうですが、実は髪にとって最適なタイミングが非常に短くなってしまいます。

つまり、美しく仕上がる時間がほんのわずかしかありません。


縮毛矯正にも「ストライクゾーン」があります

私はよく、この状態を**「ストライクゾーン」**という言葉でお客様にお伝えしています。

野球をイメージしてください。

ストライクゾーンがとても狭かったら、少しボールがズレただけでストライクではなくなりますよね。

縮毛矯正も同じです。

薬の反応が強すぎると、このストライクゾーンが極端に狭くなります。

すると、

ほんの少し放置時間が長くなっただけで

・毛先が硬くなる

・パサつきやすくなる

・必要以上に髪へ負担がかかる

そんなリスクが高くなってしまいます。

当店では、このストライクゾーンをできるだけ広く取れる薬剤設定をしています。

余裕を持って薬剤を反応させることで、髪への負担を抑えながら、一番良いタイミングで施術できるようにしているのです。

だからこそ、焦って施術を進める必要がありません。

結果として、髪にも優しく、仕上がりも安定します。


「急いで焼くパン」と「じっくり焼くパン」の違い

少し例え話をさせてください。

パンを焼くとき、高温で一気に焼けば短時間で完成します。

でも、外側だけ焦げてしまい、中まで均一に火が入らないことがあります。

一方で、適切な温度でじっくり焼くと、ふんわりと美味しく焼き上がります。

髪も少し似ています。

早く終わらせることだけを考えれば、強い薬を使う方法もあります。

でも、それでは髪への負担が大きくなってしまう可能性があります。

私は、お客様の髪を急いで仕上げるよりも、丁寧に時間をかけて仕上げたい。

それが、5か月後、6か月後の髪につながると考えています。


さらに質感を良くするための工夫

当店では、ただ薬を塗るだけではありません。

より柔らかく、自然な質感に仕上げるために、「pH移行還元」という考え方を取り入れています。

簡単に言うと、最初から強いアルカリに頼るのではなく、髪の状態を見ながら段階的に反応を進めていく方法です。

これにより、必要以上に髪へ負担をかけることなく、自然で柔らかな仕上がりを目指しています。

実際にお客様からは、

「縮毛矯正をしているとは思わなかった。」

「すごく自然ですね。」

と言っていただくことも少なくありません。

私が目指しているのは、

"縮毛矯正をかけた髪"ではなく、"もともとクセがなかったような髪"です。


(後編へ続く)

後編では、

薬を塗る前の前処理がなぜ重要なのか。

そして、

髪質によってシェラックとタンニンをどう使い分けているのか。

さらに、マンツーマンサロンだからこそ実現できる縮毛矯正へのこだわりについて詳しくお話しします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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