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NO.1941
こんにちは。
今回のゲストは、半年ぶりの縮毛矯正にご来店されたお客様です。
以前は他店で3ヶ月に一度縮毛矯正をしていたそうですが、うちで施術を受けてからは、縮毛矯正の頻度がぐっと減り、半年おきでも快適に過ごせているとのこと。
これは、美容師として本当に嬉しい変化です。
なぜなら、「施術頻度が減る=髪が扱いやすくなった」という何よりの証拠だからです。
では、なぜ縮毛矯正の周期が延びたのか?
今回はその秘密を、ビフォーアフター写真とともに詳しくお伝えしていきます。
■Before:クセの戻りとまとまりにくさが目立ち始めた頃
まずは施術前の様子から。
半年経った状態の髪は、表面のツヤはあるものの、内側の癖が徐々に戻り始め、全体のまとまりもやや不安定に。
特に内側のうねりは、髪の毛が重なり合ったときに表面まで膨らみとして現れてしまうため、見た目にも気になるポイントに。
とはいえ、6ヶ月経っても「限界…!」という程の広がりではありません。
それこそが、以前の3ヶ月おきの頃と大きく違う点です。
つまり、「縮毛矯正をかけるか迷う時期が長くなった」=「余裕がある」状態なんですね。
■髪質に合わせた薬剤選定こそが、扱いやすさを決める
今回の縮毛矯正でもっとも意識したのは、「自然な仕上がり」と「柔らかさ」。
これは毎回お伝えしていますが、縮毛矯正は“伸びればいい”というものではありません。
伸びすぎると、髪はピンピンになってしまい、逆に扱いづらくなることも。
だからこそ、薬剤選びとアイロンワークには細心の注意が必要です。
今回のゲストは健康毛と加齢によるエイジング毛が混在しているタイプ。
特に顔周り・表面はやや繊細なので、薬剤はそれに合わせて「軟化や還元を狙いすぎない」バランスに。
具体的には、根本〜中間まではしっかりと、毛先は優しくアプローチ。
一度で一気に仕上げるのではなく、「髪と対話しながら進める」感覚です。
■間に挟む“トリートメントの一手間”がダメージを大きく左右する
縮毛矯正のダメージ軽減には、途中のトリートメント処理がとても大切です。
薬剤を塗布する前後、そしてアイロンの前後に“守りのケア”を挟むことで、髪内部のタンパク質が極端に流出するのを防ぎます。
特に今回は、半年ぶりの縮毛矯正であることを考慮し、髪の蓄積ダメージが進行しないように丁寧に処理を行いました。
具体的には:
薬剤の反応バランスを均一にする“前処理”
アイロンの熱から保護する“中間トリートメント”
最後の質感調整と疎水化を意識した“後処理”
この3ステップで、艶とまとまりを長く保てるようにしています。
■After:肩に着かない長さで軽やかさと収まりを両立
カットは、肩に着かないくらいのギリギリのラインで調整。
ここにはちょっとした“こだわり”があって、肩につくと跳ねやすくなるため、今回は「肩に着かない=まとまりが続く」設計です。
仕上がりはご覧の通り。
自然で、柔らかい。
それでここまで収まりが良くなると、朝のセットは本当に楽になります。
■“伸ばすこと”ではなく“扱いやすくすること”がゴール
私が縮毛矯正において一番大切にしていることは、
「髪のくせを伸ばすこと」ではなく「毎日扱いやすくすること」
です。
クセ毛があることで悩むのは、「見た目」以上に「日々のストレス」。
・朝まとまらない
・結んでも広がる
・湿気で戻る
・髪型が崩れる
この小さなストレスが積み重なって「髪が嫌い」になってしまう人が多い。
だからこそ私は、縮毛矯正=“快適さのための手段”として考えています。
■縮毛矯正の頻度が減る=あなたの生活が整ってきている証
そして今回のゲストのように、3ヶ月おきだった縮毛矯正が6ヶ月おきになるのは、まさに「髪と暮らしが整ってきている証拠」。
無理に頻度を減らすのではなく、「自然と次のタイミングが遠のく」。
これって実はすごく理想的なサイクルです。
美容師としては、頻繁に来ていただくのももちろん嬉しいのですが(笑)
それ以上に「手がかからなくなった」という報告の方が何倍も嬉しい。
その状態を保つためにも、次回の目安は「湿気が気になり始める頃」または「髪が扱いづらくなった時」。
タイミングを無理に決めず、自分の感覚に素直になるのが一番です。
■まとめ:髪と“つき合っていく”という選択
縮毛矯正は、ただクセをまっすぐにするためのものではありません。
「髪を好きになる」「毎朝のストレスを減らす」
そのための方法のひとつだと思っています。
薬剤の強さをどうするか
アイロンの温度をどうするか
トリートメントをどのタイミングで挟むか
それらすべてを“あなたの髪の声”に合わせて決めていくことで、結果として“持ちが良くて、自然で、手がかからない髪”が生まれるのです。
もし今、縮毛矯正の頻度に悩んでいる方や、毎回ピンピンになってしまう方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。
「髪とつき合っていく」という視点で、一緒に“ちょうどいい距離感”を探していきましょう。